
オンリーワンを突き進む根知男山から、唯一無二のNechi Otokoyama
根知谷は山間の小さな谷。上流には日本百名山の雨飾山と根知駒ケ岳が聳え、冬の豪雪は酒造りに適した、柔らかな地下水をもたらします。また、昼は山に向かって爽やかな風が吹き上げ、夜は反対に吹おろします。夏には稲を日中の暑さから守り、米作りに最適な寒暖差を生み出します。
2003年に始まる自社栽培。苗作りから収穫まですべて自社で行い、無農薬栽培にも取り組んでいます。根知谷の気候風土を知り尽くしたスタッフが育てる、新潟独自の酒米「五百万石」は柔らかい味わいに。
渡辺酒造場HPのTOPに書かれている以上文章が
そのままラベルとして使用させて頂きました。
『豊かな水と優しい風に囲まれた、
日本酒のドメーヌ 根知谷』
2020年1月
もう何年振りでしょうか・・・
久しぶりに渡辺酒造場へ伺う機会があり
渡辺社長から米作り、酒造りについてのお話を
たっぷりと、そしてじっくりと深~く聞かせて頂きました。
根知谷の風を浴び
晴天の空というキャンバスに聳え立つ雨飾山、駒ケ岳を眺め
田んぼの周りを散歩しながらの
渡辺社長の壮大なスケールの物語に只々感心するばかり
そしてあらためて根知izmをたっぷりと
吸収することが出来た素晴らしい時間でした!
で、ここぞとばかりに緊張の面持ちで
SP酒のお願いもしてみる(^^;
渡辺社長からは、僕の緊張感とは真逆の口調で
「はぁーいいですよぉ~」って(笑)
ただーし!
続きの言葉に僕はとんでもない宿題を課せられることになる!
『うちには色んな原酒が瓶貯蔵してあるので
好きな組み合わせでブレンドしてみてください』って
えっーーーーΣ(・□・;) (笑)
まぁー今までオリジナルのお酒はいくつも
蔵元さんにお願いしたことはあったけど
ブレンデッドは全く経験値のない仕事なので
「お願いしまーす!」の声とは裏腹に
心の中はあたふた状態(^^;
まぁーとりあえずはやってみるしかないと
この後の数週間は手元にある根知男山の原酒を
幾通りも幾通りもブレンドしたり加水したり燗をしたり
もう実験の毎日でしかも飲みまくり(笑)
そんな中で二つのテーマが見えてきました。
①酒米は五百万石でいく!
僕の客観的な見方なんですけど
五百万石のイメージって軽やかさとか爽やかさ、軽快、淡麗
と感じている人って多いんじゃないか?!
そこをぶっ壊す!
②SP酒ならではの「香り」 G9+α
根知男山は基本的にはG9酵母を使用していますが
唯一G9酵母以外のお酒が一種ありますが
(※山廃純米と蔵元分離酵母仕込は除く)
そのお酒+G9使用の香りが新しく僕にはしっくりしました♪
そうゆう訳で出した答えが
2019BYの純米生と純米吟醸生のブレンドして
若干の加水を施し、瓶燗火入した生詰が
AUN COLLECTION限定版の
Nechi Otokoyama 特別純米 生詰となります\(^o^)/
渡辺社長からは「加水するんだぁ~」と
僕スペックをやや否定的?!と感じましたがw
個人的にはベストな判断だったと思います!
G9酵母らしい爽やかな香りと
ほのかに漂うグレープのような香り
黒葡萄、ベリー系の深みのある旨味と甘味が
根知男山らしいふっくらと柔らかいボディーの中に
溶け込んでいる感じ♪
若干の加水も功を奏し重くなりすぎず
軽やかなタッチを導き出してくれてるー♬
しっかりと造り込まれた五百万石って
ここまで旨味がの・る・ん・で・す・よ!をしっかりと
主張出来る深い味わいと落ち着いたジューシー感に
満ち溢れています
旨味がギューと詰まっているのに
ふっくら軽やかな透明感
軽快な甘味が心地良くジューシーです
ゆったりとした味わいの引きに
飲み込むのがもったいなくなるような美味しさが口中を支配!
喉越しもソフトで柔らかくて
甘さ控えめの綿菓子のようなラストシーンで消えて行きます
AUN COLLECTIONが初めてブレンダーとして挑んだ
『Nechi Otokoyama 特別純米 生詰2019BY』
全ての酒においてテロワールを語れる
日本で唯一の酒蔵:渡辺酒造さんの
「純米シングルカスク」×「純米吟醸シングルカスク」です!
ここにしかない根知男山を是非呑んでみてください♪
根知谷の水、風、米を感じて頂けましたら幸いでございます。